テクニカル用語集
クイズで覚える基本用語14件
一定期間の始値・高値・安値・終値を1本の棒状の図形で表す、日本発祥のチャート表記法。実体とヒゲで構成される。
ある期間の最初に成立した取引の価格。ローソク足の実体の上端または下端に対応する。
ある期間中に取引された最も高い価格。ローソク足の上ヒゲの先端に対応する。
ある期間中に取引された最も低い価格。ローソク足の下ヒゲの先端に対応する。
ある期間の最後に成立した取引の価格。テクニカル分析で最も重視される価格。
ある期間に取引された株数や契約数。価格の動きの信頼性を測る重要な指標で、ブレイクアウト時の出来高増加は信頼度を高める。
終値が始値より高いローソク足。一般的に白抜きまたは緑色で表示され、買い圧力が強かったことを示す。
終値が始値より低いローソク足。一般的に塗りつぶしまたは赤色で表示され、売り圧力が強かったことを示す。
価格が一定方向に動き続ける傾向。上昇・下降・横ばい(レンジ)の3種類がある。
高値と安値がともに切り上がっていく状態。買い手が優勢であることを示す。
高値と安値がともに切り下がっていく状態。売り手が優勢であることを示す。
価格が一定の範囲内で上下を繰り返す横ばいの状態。サポートとレジスタンスの間で推移する。
価格が下落した際に反発しやすい水準を結んだ線。買い注文が集まりやすい価格帯を示す。
価格が上昇した際に反落しやすい水準を結んだ線。売り注文が集まりやすい価格帯を示す。
パターン用語20件
2つの同程度の高値を形成した後、ネックラインを下抜けて下落に転じる弱気の反転パターン。「M字型」とも呼ばれる。
2つの同程度の安値を形成した後、ネックラインを上抜けて上昇に転じる強気の反転パターン。「W字型」とも呼ばれる。
左肩・頭・右肩の3つの山を形成する弱気の反転パターン。ネックラインを下抜けると下落が加速しやすい。最も信頼性の高いパターンの一つ。
ダブルトップ/ボトムやヘッドアンドショルダーズ等のパターンで、山と山の間の谷を結んだ線。この線の突破がブレイクアウトのシグナルとなる。
価格がサポートライン・レジスタンスライン・ネックラインなどの重要な水準を明確に突破すること。出来高の増加を伴うと信頼性が高い。
ブレイクアウトしたように見えて、すぐに元の範囲に戻ってしまう動き。出来高が伴わない場合や、ヒゲだけの突破は要注意。
それまでのトレンドの方向が変わることを示唆するチャートパターンの総称。ダブルトップ、ヘッドアンドショルダーズなどが代表的。
トレンドの途中で一時的に形成され、その後同じ方向へトレンドが継続することを示唆するパターン。フラッグ、ペナントなどが代表的。
下降トレンド中の大陰線の翌日、安寄りした陽線が前日安値をわずかに上回る程度で引けるパターン。弱い反発を示し、下落継続を示唆する。差し込み線より弱い反発。
下降トレンド中の大陰線の翌日、安寄りした陽線が前日終値以下で引けるパターン。入り首線よりさらに弱い反発を示す。
前日と逆方向に前日の実体を超えて引けるローソク足のパターン。トレンドの転換を示唆することがある。
上昇中に窓を開けた陽線の翌日、窓の中で引ける陰線が出現するが窓が埋まらないパターン。上昇トレンドの継続を示す。
下降中に窓を開けた陰線の翌日、窓の中で引ける陽線が出現するが窓が埋まらないパターン。下降トレンドの継続を示す。
同じ始値から逆方向に同程度伸びる2本のローソク足。トレンドの継続を確認するシグナルとされる。振り分け線とも呼ばれる。
小さな実体に上下のヒゲがある形状のローソク足。十字線に似るが実体がやや大きい。買い手と売り手の迷いを示す。極線とも呼ばれる。
赤三兵に似るが3本目のローソク足に長い上ヒゲが出現するパターン。上昇力の低下を示し、赤三兵の「だまし」として警戒すべきシグナル。
赤三兵に似るが3本目がコマ足(小さな実体)となるパターン。買い手の迷いを示し、上昇トレンドの失速を警告する。
3本の陰線すべてが下ヒゲのない丸坊主で構成される強力な売りシグナル。黒三兵の強化版で、売り手の圧倒的な優勢を示す。
2本目の大きな足が1本目と3本目の小さな足を両方包含するパターン。相場の深い迷いを示す。
窓を開けた後に2本の同サイズの陽線が並ぶパターン。上放れ並び赤は上昇継続、下放れ並び赤は下落示唆。
テクニカル指標6件
一定期間の終値の平均値を線で結んだもの。トレンドの方向性を把握するための基本的な指標。5日・25日・75日・200日が代表的。
一定期間の値上がり幅と値下がり幅から算出される、0〜100の値を取るオシレーター指標。70以上で買われすぎ、30以下で売られすぎと判断する。
短期と長期の指数移動平均の差を利用した指標。MACDラインとシグナルラインのクロスでトレンド転換を判断する。
移動平均線を中心に、標準偏差を上下に加減したバンドを表示する指標。価格の約95%が±2σの範囲に収まるとされ、バンドの拡縮でボラティリティを把握する。
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けること。上昇トレンドへの転換を示す買いシグナルとされる。
短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜けること。下降トレンドへの転換を示す売りシグナルとされる。
トレード用語6件
新規にポジション(買いまたは売り)を建てること。チャートパターンでは、ブレイクアウト確認後にエントリーするのが基本。
含み益が出ているポジションを決済して利益を確定すること。チャートパターンでは、パターンの値幅分を目標とすることが多い。
損失を一定額に抑えるために、含み損のポジションを決済すること。チャートパターンでは、パターンが崩れた水準に設定する。
1回のトレードにおける想定損失(リスク)と想定利益(リワード)の比率。一般に1:2以上が望ましいとされる。
全トレードに占める利益が出たトレードの割合。勝率だけでなく、リスクリワード比と合わせて評価することが重要。
総利益を総損失で割った値。1.0以上なら利益が出ており、一般に1.5以上が目安とされる。トレード戦略の総合的な評価に使用する。
エリオット波動35件
ラルフ・ネルソン・エリオットが1930年代に提唱した市場分析理論。市場は推進5波と修正3波の合計8波で1サイクルを形成し、このパターンがフラクタル的に繰り返されるとする。
トレンドの方向に進む5つの波(第1波〜第5波)で構成される波動。インパルス波とダイアゴナルの2種類がある。
トレンドに逆行する3つの波(A-B-C)で構成される波動。ジグザグ、フラット、トライアングルなどのパターンがある。
推進波の基本形。5-3-5-3-5の内部構造を持ち、第1・3・5波が推進波、第2・4波が修正波で構成される。3大ルールに従う必要がある。
新しいトレンドの始まりとなる波。多くの場合まだ前のトレンドの影響が残っており、参加者が少なく出来高も限定的。しばしばトレンド転換と認識されにくい。
第1波の修正波。第1波の始点を超えて戻ることはない(不可侵ルール)。通常、第1波の50%〜78.6%をリトレースする。ジグザグで修正されることが多い。
通常最も強く長い推進波。推進波(1,3,5)の中で最短にはならない(不可侵ルール)。多くの場合、第1波の1.618倍以上に延長される。出来高が最大になることが多い。
第3波の修正波。第1波の価格領域に入らない(不可侵ルール)。フラットやトライアングルで修正されることが多く、第2波とは異なるパターンになりやすい(オルタネーションの法則)。
推進波の最終波。第3波より出来高が減少することが多く(ダイバージェンス)、トレンドの終焉を示唆する。エンディングダイアゴナルの形を取ることがある。
修正波の最初の波。推進波(5波構成)またはジグザグの先頭として現れる。まだトレンドの中の一時的な調整と見なされがちで、反発を期待する参加者が多い。
修正波の中間の波。A波に対する反発として形成される。フラット修正ではA波の始点付近まで戻すことがある。最も判断が難しい波とされる。
修正波の最終波。5波構成の推進波で、A波と同程度以上の長さになることが多い。修正の完了を示し、次のトレンドの起点となる。
エリオット波動の各波が、さらに小さな波動で構成される自己相似的な構造。月足レベルの1つの波が、日足レベルでは完全な5波+3波のサイクルとして観察される。
波動の時間的スケールを示す分類。グランドスーパーサイクル(数世紀)からサブミニュエット(数分)まで9段階がある。上位の度数の波は下位の度数の波で構成される。
エリオット波動の絶対的なルール。①第2波は第1波の始点を超えない、②第3波は推進波の中で最短にならない、③第4波は第1波の価格領域に入らない。この3つに違反するカウントは無効。
推進波の一種で、第1波またはA波の位置に出現する。収束するトレンドラインで構成され、第4波が第1波の価格領域に入ることが許される。新しいトレンドの力強い開始を示す。
推進波の一種で、第5波またはC波の位置に出現する。3-3-3-3-3の内部構造を持ち、トレンドの衰退を示す。完成後は急激な反転が起きやすい。
修正波の基本パターンの一つ。5-3-5の内部構造を持ち、鋭い修正を形成する。A波がインパルス波で、B波はA波の38.2%〜78.6%をリトレースする。C波はA波と同程度の長さになることが多い。
修正波の基本パターンの一つ。3-3-5の内部構造を持ち、横ばいの修正を形成する。B波がA波の始点近くまで戻し、C波がA波の終点近くまで達する。レギュラーフラット、拡大フラット、ランニングフラットの3種類がある。
フラット修正の最も一般的な変形。B波がA波の始点を超え(100%以上のリトレース)、C波がA波の終点を超える。見かけ上、トレンド方向への動きに見えるためトレーダーを惑わせやすい。
修正波の基本パターンの一つ。5つの波(A-B-C-D-E)で構成され、各波が3波構成。収束するトレンドラインを形成する。第4波やB波の位置に出現し、ブレイクアウト後は大きなトレンドの方向に動く。
2つの単純な修正パターン(ジグザグ、フラット、トライアングル)がX波で接続された複合修正波。W-X-Yで表記される。横ばいで時間を消費する修正に多い。
3つの単純な修正パターンが2つのX波で接続された複合修正波。W-X-Y-X-Zで表記される。ダブルスリーよりさらに長い時間を要する横ばい修正。
推進波の中で1つの波が通常より大幅に伸びる現象。最も一般的なのは第3波の延長(第1波の1.618〜2.618倍)。第1波や第5波の延長もあるが、第3波延長が最も頻出する。
第5波が第3波の終点を超えられない現象。トレンドの極端な弱さを示す。非常に強い第3波の後に発生しやすく、トレンド転換のシグナルとして重要。
第2波と第4波は異なるパターンで修正される傾向があるというガイドライン。例えば第2波がジグザグ(鋭い修正)なら第4波はフラットやトライアングル(横ばい修正)になりやすい。
推進波の進行をチャネルライン(平行線)で予測する手法。第1波と第3波の終点を結んだラインと平行に第2波の終点を通る線を引くことで、第4波や第5波の目標を推測できる。
各波動の典型的な性格。第1波=初動で認識されにくい、第2波=深い戻りで恐怖心を煽る、第3波=最も力強く出来高最大、第4波=時間的な調整、第5波=楽観ムードだが勢い減衰。
2つのジグザグがX波で接続された修正パターン。W-X-Yで表記され、各WとYがジグザグ構造。単純なジグザグより深い修正が必要な場合に出現する。
フラット修正の稀な変形。B波がA波の始点を大きく超え、C波がA波の終点に達しない。非常に強いトレンドの中で出現し、修正が浅いことを示す。
波動の戻り幅を予測するフィボナッチ比率。主要な比率は23.6%、38.2%、50%、61.8%、78.6%。第2波は通常50%〜78.6%、第4波は通常23.6%〜50%をリトレースする。
波動の進行目標を予測するフィボナッチ比率。主要な比率は100%、127.2%、161.8%、200%、261.8%。第3波は第1波の161.8%エクステンションが最も一般的な目標。
複合修正波(ダブルスリー、トリプルスリー)において、2つの修正パターンを接続する中間の波。通常は単純な修正波(ジグザグやフラット)で構成される。
推進波の特殊な形態で、収束するトレンドライン(楔型)を形成する。リーディングダイアゴナル(第1波/A波位置)とエンディングダイアゴナル(第5波/C波位置)の2種類がある。
チャート上の価格変動にエリオット波動のラベル(1-2-3-4-5、A-B-C等)を割り当てる分析作業。正しいカウントには3大ルールの遵守とガイドラインの考慮が必要。複数の有効なカウントが存在することもある。