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【3月23日】日経平均チャート分析|下方ランナウェイギャップで-1,857円、SMA75下抜け

日経225
【3月23日】日経平均チャート分析|下方ランナウェイギャップで-1,857円、SMA75下抜け

3月23日の日経平均株価は51,515.49円(前日比-1,857.04円、-3.48%)で取引を終え、週明けから続落の急落となりました。当日は始値52,468.72円、高値52,479.81円、安値50,688.76円、終値51,515.49円のレンジで推移。実体長953.23円の大陰線、上ヒゲ11.09円、下ヒゲ826.73円。前日終値53,372円から始値52,468円まで904.81円のギャップダウン寄付で、3/4のブレイクアウェイギャップに続く2回目の下方ギャップ出現で「ランナウェイギャップ(継続ギャップ)」が成立しました。本記事ではこの継続ギャップとテクニカル指標を分析します。

■ テクニカル指標が示す現在地

以下のテクニカル分析は3月23日終値時点のデータに基づきます。移動平均線はSMA5 53,515.79円、SMA25 55,703.79円、SMA75 53,283.80円。当日終値51,515.49円はSMA5・SMA25・SMA75全てを下抜け、初めてSMA75下方に明確に位置。SMA25からの乖離率は-7.52%、SMA75からは-3.32%とマイナス転換。

RSIは37.32で前日43.23から大幅低下、30の売られすぎ圏に接近。MACDはMACD値-598.70、シグナル線-178.02、ヒストグラム-420.68でゼロライン下方継続、ヒストグラムマイナス幅拡大。ストキャスティクスは%K 11.48、%D 30.23で売られすぎ圏。一目均衡表は雲ベアリッシュ配列・雲の下(below)位置継続。

■ ボリンジャーバンドとボラティリティ

上限59,507.97円、中央線55,383.42円、下限51,258.86円、バンド幅14.89%。当日終値51,515円は下限51,258円のすぐ上で踏み止まり。バンド幅は13.69%→14.89%に大幅拡大、ボラティリティ急拡大局面入り。

■ チャートパターン分析:ランナウェイギャップ(継続ギャップ)

本日最大のテクニカルイベントはランナウェイギャップ(継続ギャップ)の出現です。条件は①既存のトレンド方向(下落)に沿うギャップ、②前回ブレイクアウェイギャップから一定期間後の出現、③出来高拡大、の3つ。本ケースでは①下落トレンド方向のギャップダウン904円 ✓、②3/4ブレイクアウェイギャップから約3週間後の出現 ✓、③出来高1.07倍は穏やかな増加。Bulkowskiの統計ではランナウェイギャップは「トレンドの中間点」を示唆することが多く、ここから測定するとブレイクアウェイ起点(3/4の56,279円)から最終目標まで同じ値幅の継続が予測されます。3/4ギャップ起点から3/23ギャップ点までの値幅は約3,800円で、同等の継続なら最終目標は47,700円付近となります。Chart Masterのパターン詳細ページではランナウェイギャップの確認手順を学べます。

■ サポートライン・レジスタンスライン

直近60日のレンジは安値48,643.78円〜高値59,332.43円(period_low更新で49,257円)。当日終値の位置は22.41%とレンジ下部。上値抵抗は52,468円(当日始値兼ギャップ上限)、SMA75 53,283円、心理節目53,000円。下値支持は50,688円(当日安値)、ボリンジャー下限51,258円、心理節目50,000円・49,000円、3/9安値51,407円も近接。

■ 出来高と市場センチメント

当日の出来高は約1億7,710万株、20日平均比1.07倍と若干増加(normal判定)。ランナウェイギャップに出来高拡大が望ましいところ、現状は穏やか。マルチタイムフレームは日足uptrend/週足uptrend/月足uptrendと初めて月足もダウンランク、強気アラインメント完全崩壊。

■ 注目材料と市場環境

海外市場のリスクオフ加速、為替の円高方向への振れ、米国主要指数の調整等が複合した可能性。日経平均のSMA75下抜けは中期トレンド転換の重要シグナルであり、今後数週間の方向性を決める転換点です。

■ 今後の見通しとシナリオ

強気シナリオ:50,688円(当日安値)の自律反発、52,468円(ギャップ上限)上抜け回復でランナウェイギャップ無効化(埋め)。弱気シナリオ:50,000円心理節目・49,000円割れで本格調整加速、ランナウェイギャップ予測の47,700円までの調整余地。中立シナリオ:50,000〜52,500円のレンジで売られすぎ消化。

■ まとめ

3月23日はランナウェイギャップでSMA75下抜け、中期トレンド転換確認。注目水準は上値52,468円(ギャップ上限)・SMA75 53,283円、下値50,688円・50,000円。出来高拡大を伴う下落の継続有無が当面の方向性を決定づけます。

※本記事はテクニカル分析に基づく情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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