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【3月30日】日経平均チャート分析|三空(下げ)累積で-1,487円、最安値圏接近

日経225
【3月30日】日経平均チャート分析|三空(下げ)累積で-1,487円、最安値圏接近

3月30日の日経平均株価は51,885.85円(前日比-1,487.22円、-2.79%)で取引を終え、3/27の入首後の弱気継続が現実化する形で急落しました。当日は始値52,054.68円、高値52,054.68円(始値=高値)、安値50,566.99円、終値51,885.85円のレンジで推移。実体長168.83円の小実体陰線で、上ヒゲ0円、下ヒゲ1,318.86円。前日終値53,373円から始値52,054円まで1,318.39円のギャップダウン寄付で、3/4のブレイクアウェイギャップ・3/9のベルトホールドギャップに続く3回目の重要な下方ギャップ累積、いわゆる「三空(下げ)」に近い構造を形成しました。本記事ではこの累積ギャップとテクニカル指標を分析します。

■ テクニカル指標が示す現在地

以下のテクニカル分析は3月30日終値時点のデータに基づきます。移動平均線はSMA5 52,972.89円、SMA25 54,901.31円、SMA75 53,485.28円。当日終値51,885.85円は全移動平均線下方位置継続。SMA25からの乖離率は-5.49%、SMA75からは-2.99%とマイナス幅拡大。

RSIは40.51で前日45.77から大幅低下、強弱分岐50を再び下抜け、30の売られすぎ圏まで余裕10ポイント。MACDはMACD値-711.94、シグナル線-503.25、ヒストグラム-208.70でヒストグラムマイナス幅は前日-159.94から再拡大、改善失速。ストキャスティクスは%K 25.47、%D 45.40で%K急落、再び低位圏。一目均衡表は雲ベアリッシュ・雲下(below)。

■ ボリンジャーバンドとボラティリティ

上限57,113.04円、中央線54,109.96円、下限51,106.88円、バンド幅11.10%。当日終値51,885円は下限51,106円のすぐ上で踏み止まり。バンド幅は12.74%→11.10%に大幅縮小、ボラティリティ収束継続。

■ チャートパターン分析:三空(下げ)累積構造

本日の値動きは3/4・3/9・3/30の3つの重要な下方ギャップが累積する「三空(下げ)」に近い構造を形成しました。古典的な三空(Three Gaps Down)の厳密条件は3日連続のギャップダウンですが、ここでは3週間スパンで3回のメジャーな下方ギャップが連続するBulkowski的「Three Falling Gaps」概念を採用しています。①3/4ブレイクアウェイギャップ:56,279→55,470円の-808円ギャップで保合い下抜け、②3/9ランナウェイ的ギャップ:55,620→54,608円の-1,012円ギャップで雲下抜け、③3/30エクゾースチョン的ギャップ:53,373→52,054円の-1,319円ギャップで売られすぎ圏接近、の3段階。古典的ロウソク足理論では「三空踏み上げ」は買い、「三空叩き込み」は売りの転換点とされ、3つ目のギャップ後は反転示唆の可能性が高まります。Chart Masterのパターン詳細ページではThree Gaps Downパターンを学べます。

■ サポートライン・レジスタンスライン

直近60日のレンジは安値50,198.97円〜高値59,332.43円。当日終値の位置は18.47%とレンジ最下部。上値抵抗は52,054円(当日始値兼高値・3/30ギャップ上限)、SMA5 52,972円、SMA75 53,485円、心理節目52,000円・53,000円。下値支持は50,566円(当日安値)、ボリンジャー下限51,106円、3/9安値51,407円、心理節目50,000円、3/23ランナウェイギャップ予測ターゲットの47,700円もヘッドラインに。

■ 出来高と市場センチメント

当日の出来高は約1億8,310万株、20日平均比1.13倍と増加(normal判定)。三空累積の3つ目で出来高拡大は売り疲れの兆しの可能性も。マルチタイムフレームは日足uptrend/週足uptrend/月足uptrendで全強気維持も、勢いは大幅減速。

■ 注目材料と市場環境

月末を控えた機関投資家のリバランス、ヘッジファンドのポジション調整等が複合的に下押し。海外市場のリスクオフ加速、為替の円高方向への振れが背景にある可能性。三空(下げ)累積構造はトレンド底入れ近接のシグナルとも解釈可能です。

■ 今後の見通しとシナリオ

強気シナリオ:50,566円(当日安値)の自律反発、52,054円(3/30ギャップ上限)上抜けでギャップ埋め開始。三空踏み上げ理論では3つ目のギャップ後は反発示唆。弱気シナリオ:50,566円→3/9安値51,407円割れ→心理節目50,000円・48,643円(直近60日安値)試し。中立シナリオ:50,000〜52,000円のレンジで売られすぎ消化。

■ まとめ

3月30日は三空(下げ)累積で売られすぎ圏接近、底入れ近接の可能性。注目水準は上値52,054円(ギャップ上限)・SMA5 52,972円、下値50,566円・50,000円。明日以降の反発示唆シグナルの有無が当面の方向性を決定づけます。

※本記事はテクニカル分析に基づく情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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