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【3月11日】日経平均チャート分析|スリーインサイドアップ完成で+776円、底入れ確認

日経225
【3月11日】日経平均チャート分析|スリーインサイドアップ完成で+776円、底入れ確認

3月11日の日経平均株価は55,025.37円(前日比+776.98円、+1.43%)で取引を終え、3日連続の反発でブリッシュハラミの確認シグナルが完成しました。当日は始値54,917.93円、高値55,745.38円、安値54,882.58円、終値55,025.37円のレンジで推移。実体長107.44円の小実体陽線ながら、3/9大陰線・3/10ハラミ陽線・3/11陽線という3本構成が「スリーインサイドアップ(三日内側上昇)」反転継続パターンを完成させました。本記事ではこのパターンの構造とテクニカル指標を分析します。

■ テクニカル指標が示す現在地

以下のテクニカル分析は3月11日終値時点のデータに基づきます。移動平均線はSMA5 54,580.28円、SMA25 56,219.34円、SMA75 52,860.13円。当日終値55,025.37円はSMA5を上抜け、SMA25下方ながらSMA75を大きく上回る位置。SMA25からの乖離率は-2.12%、SMA75からは+4.10%。

RSIは48.17で前日44.89から続伸、強弱分岐50に接近。MACDはMACD値18.06、シグナル線550.27、ヒストグラム-532.21でヒストグラムのマイナス幅縮小傾向に転換、改善初期。ストキャスティクスは%K 45.65、%D 32.72で%K反発上昇継続。一目均衡表は雲の中(inside)に戻る。

■ ボリンジャーバンドとボラティリティ

上限59,797.67円、中央線56,601.68円、下限53,405.70円、バンド幅11.29%。当日終値55,025円は中央線下方も下限から1,620円上方。バンド幅は11.00%→11.29%に若干拡大。

■ チャートパターン分析:スリーインサイドアップ(三日内側上昇)

本日のロウソク足はスリーインサイドアップ(三日内側上昇)の3本構成を完成させました。条件は①前々日大陰線、②前日小実体(実体が①の実体内)、③当日陽線で終値が①の始値超え、の3つ。本ケースでは①3/9大陰実体1,879円(O54,608 → C52,728) ✓、②3/10陽実体724円が①の実体内に概ね収まる ✓、③3/11陽終値55,025円が①の始値54,608円を超過 ✓。3本目の確認シグナル点灯です。Bulkowskiの統計ではスリーインサイドアップは反転継続率の高いパターンで、ブレイクアウト方向への到達率は約75%とされます。Chart Masterのパターン詳細ページでは3本構成パターンの確認手順を学べます。

■ サポートライン・レジスタンスライン

直近60日のレンジは安値48,643.78円〜高値59,332.43円。当日終値の位置は59.70%。上値抵抗は55,745円(当日高値)、SMA25 56,219円、心理節目56,000円・57,000円。下値支持は54,882円(当日安値)、SMA5 54,580円、心理節目54,000円、SMA75 52,860円。

■ 出来高と市場センチメント

当日の出来高は約1億4,690万株、20日平均比0.87倍と低調(normal判定)。スリーインサイドアップ完成に出来高拡大が伴わない点は信頼性をやや下げる要素。マルチタイムフレームは日足uptrend/週足strong_uptrend/月足strong_uptrendとアラインメント改善継続。

■ 注目材料と市場環境

3日連続反発の中で材料的にはテクニカル要因の比重が大きい局面です。海外市場動向、為替方向感、半導体セクターの動きが当面の方向性を左右します。

■ 今後の見通しとシナリオ

強気シナリオ:SMA25 56,219円上抜けで本格反発、心理節目56,000円→57,000円が次のターゲット。スリーインサイドアップ完成後はトレンド転換確認の戻りが定石です。弱気シナリオ:SMA5 54,580円割れでパターン無効化、3/9安値51,407円再試しの圧力。中立シナリオ:54,580〜56,219円のレンジでSMA25テストを試みる展開。

■ まとめ

3月11日はスリーインサイドアップ完成で底入れ確認シグナル明確化。注目水準は上値55,745円・SMA25 56,219円、下値SMA5 54,580円・54,000円。明日以降の出来高拡大を伴う続伸でトレンド復帰の信頼性が試されます。

※本記事はテクニカル分析に基づく情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

スリーインサイドアップ完成後の典型的な値動きは、ブレイクアウトの方向への継続上昇が約75%とBulkowski統計で示されており、信頼性の高い反転継続パターンです。ただし、本日のように出来高が伴わない場合や、日足のSMA25乖離率がマイナス幅で深い場合は、戻り高値での売り圧力に注意が必要です。続く確認陽線が出来高を伴って出現するか、SMA25下方からの反発がいつまで続くかが当面のチェックポイントとなります。

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